【派遣社員】派遣切り回避の心がけ【マイルール】

派遣

20年派遣で働いてきましたが、
今のところありがたいことに一度も先方から切られたことはありません。
全て自己都合で契約満了、円満退職しました。

元々2015年の派遣法改正により廃止された専門26業種で働いていたため、
3年以上継続しての雇用が可能だったという理由が大きいと思います。

そのルールも無くなりましたが、現職場では今年5年目を迎えます。
しかし今は2020年、コロナ真っ最中で、派遣も正社員もどんどん切られている時代です。
契約期間も短くなり、いよいよ危ない時期になってきたなと感じています。

契約をなるべく切られないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?
派遣社員として長年働いてきた中で、自然と身についていたマイルールを解説します。

ずっと雇いたいのはどんな派遣社員か

派遣切りにあわない方法を考える前に、契約を切られてしまう理由から考えてみます。

わたしが長年働いてきた中で、残念ながら更新されずに去っていく方は一定数いました。
皆が皆全て同じ理由ではなかったはずですが、傍目で見ているとある特徴があるように思えました。

その特徴とは

・要求されていることができない(スキルのミスマッチ)
・常に仕事や人に対して不満を持っている
・仕事に対しての真面目さが足りない(少なくとも態度がそう見えない)
・良好な人間関係を構築できない(周りから信頼を得ることができない)

など、思い起こすとざっとこのようなものでした。

では「契約終了」という最悪な通知をもらわないために、
上記をふまえながら、わたしの心構えみたいなものをご紹介します。
できることからしていきましょう。

スキルを持つ

文句を言われないスキルを持つべきだと思っています。
派遣社員というのは、企業に必要なポジションの早急な穴埋めとして利用されています。
ならば、「未経験OK」でない限りは、企業側の求めているスキルを提供する必要があります。

企業はあなたに何を求めているのか?
あなたが提供できるスキルは何があるのか?
スキルを増やすことでもっと貢献できることはないのか?

実際にスキルが足りないなと思ったら、勉強あるのみです。

企業も最初から派遣社員に完璧を求めてはいません。
徐々に慣れていく流れでOKですが、
自分でスキルを磨くことで、企業への目に見える貢献が早くできれば、
あなたの信頼度・高感度も高まります。

提案ができる・仕事を自分で作る

派遣社員は派遣先企業の指示で業務を遂行するのが基本です。
言われていないことを勝手にするのはNGです。

しかし、仕事も慣れてくると、

ここの部分が無駄だな
これはこのようにしたら仕事がしやすくなるのに

など、与えられた業務において「気づき」始めるでしょう。
そうなったらチャンスです。
派遣先の上司に

このようにすると皆さんの業務工数が減ると思うのですがいかがでしょう。
改善の提案があるのですが、少しお時間よろしいでしょうか。

などと提案してみましょう。
派遣先としても、業務改善することはコストカットにも繋がるので、
歓迎される可能性大です。
正社員も基本的に忙しいので、
自分で仕事を見つけて改善提案して、それを実行してくれる派遣社員は、
ある意味楽チンでコスパが高い存在です。
(いちいち「これして」「あれして」言う必要がない。)
故に重宝されるので、一度業務に無駄がないか、見直ししてみましょう。

ただし上司になる人の性格を見極めた上で提案すること!
提案する時はドヤ顔でいうのではなく、謙虚に!

コミュニケーション能力を高める

人間誰しもきちんとコミュニケーションを取れる人との仕事を求めています。
派遣先企業も同じです。
コミュニケーションが取れないと、仕事において勘違いが起き、
失敗する可能性もあるので、非常に重要なスキルです。

何を要求されているのかを理解し、さらに質問ができる
わからないことはわからないと言える
自分の思いを正しく伝えることができる

これが仕事上での基本です。
仕事上のミスが発生しないよう、しっかりとコミュニケーションをとりましょう。

仕事以外の話をすることも多々あります。
雑談は仕事の緊張を解き、社員間の雰囲気を向上させる良い効果があります。
雑談ばかりはNGですが、時間が許すのであれば少しの雑談は必要でしょう。

雑談が苦手・・と言う人もきっといると思います。
その場合、覚えておきたいのは「面白いことを言わないといけない」というのではなく、
楽しくコミュニケーションを取れるかどうか、です。
いかに人間味ある返しができるか、が大事なポイントです。
その人の方を向いて、話を聞く、たまに合いの手をいれる、だけでも十分です。

派遣先といえども、人であることを考えると、
やはりコミュニケーションが取れる人と仕事がしたいはず。
それが心地よいコミュニケーションであれば尚良しです。

これがコミュニケーションだ!と一方的に話すのはやめましょう。
必要以上に喋る、うるさい、他人の話を聞かない人は敬遠されます。
空気を読む・・・というのは大事です。

楽しんで仕事をする

楽しんで仕事をしていますか?
仕事が楽しいわけがない・・・と思っていませんか?
今すぐその態度を改めましょう!

私はどんな仕事にも楽しみを見出すのが得意です。
「新しい知識を学ぶ」のを楽しんでいます。
ある程度学び終えると、業務の改善を楽しみます。
改善できたら、さらに改善できることはないかと探します。
事務系の仕事ですが、改善が完了することなどないと思っています。
改善を考えていくと、更に新しい知識に遭遇します。
これを積み上げていくのです。
そうすると自然に面白く感じられてきます。ゲームのような感覚でしょうか。

楽しく仕事をするのは、ある意味ではスキルだと思います。
心のスキルです。
「こんなつまらない仕事・・・」と思いながらするのと、
「この中に面白いことは潜んでいないか?」と考えながらするのでは、
後者ではより学びが得られ、毎日が充実するものになります。

とはいえ、楽しんでるって自分の内面の話でしょ?
派遣先には関係ないのでは?

と思うかもしれませんが、実際は仕事の態度に表れたり、
言われたことしかできない(それすらできない)人になってしまいます。
わたしの経験上、仕事に対して非積極的な人・不満を持っている人はやはり何かあった時、
そうでない人に比べて切られやすい傾向にありました。

そうならないためにも、ぜひ仕事に楽しみを見出す努力をしてみてください。
そのうちにそれが自然となり、
努力せずとも仕事が楽しめるようになりますよ!

挨拶をする

社員の人、派遣社員どちらとも良好な人間関係を築くのは必須です。
そのために会社で先ずすべきこと、それは挨拶です。
朝の挨拶、仕事帰りの挨拶、これは必須です。
全ての人にしなければいけない訳ではなく、
自分の席に着くまでに出会う人、自席の近くの人に挨拶しましょう。

黙って席にドン!と座る人の多いこと・・・。
私の感覚では信じられないのですが、一定数でいらっしゃいます。
せめて自分は元気よく挨拶をする、というのを心がけてください。
本当に仕事ができる人は挨拶をしているはずです。
自分もその仲間入りになりましょう。

笑顔

一緒に仕事をしたいなと思われるコツ(だと思う)は、笑顔で対応すること。

仕事を頼むのも、質問をするのも、
どんな時でもニコニコ笑顔で対応してくれる人なら、安心を与えます。
同じ能力だったら、苦い顔で渋々仕事をする人と、笑顔で仕事をする人、
どちらと仕事がしたいですか?
考えなくてもわかりますよね。

チームで仕事をする限り、他の人とのコミュニケーションは避けることができません。
ただ単に応答するだけではなく、そこに笑顔を付けて対応してみてください。
それだけで他人に与える印象ががらりと変わります。

もちろん、とって付けた笑顔ではなく、心からの笑顔じゃないといけません。
目が笑っていないとか、反対に怖い印象を与えるかもしれないので・・・。
家の鏡の前で、自分の最高の笑顔を練習しましょう。

真面目に仕事をする

これはすごく大事です。
真面目さは何にも勝ると思います。

真面目に仕事をするの反対は何かと考えると、
適当に仕事をする、でしょうか。

誰も適当な仕事をする人を雇いたいとは思いません。
「派遣社員なんだから、そこまで責任を持つ必要はない」
と考える人もいるかもしれませんが、
わたしは派遣社員・正社員問わず、社会人としてのあり方が求められている気がします。

真面目に仕事をすると何が得られるか、
それは信頼です。
派遣社員は信頼され、必要と思われるから契約更新されます。

真面目=面白くないやつ ではありません!
あくまで仕事を最後までやり通すという意味での真面目さです。

まとめ

こんなこと全部できない・・・
と初めは思うかもしれませんが、
一つずつ苦手なことを克服していけばよいと思います。

要は、「この人は合わないかもしれない」と思われないことが重要です。
3ヶ月以上の長期の派遣契約であれば、
企業が急に傾く、社員に嫌われる、もしくは本人に相当な問題がある、
といった要因がなければ、通常は契約更新されるものです。

必要以上にビクビクせず、自然体でこのルールを適用できるようがんばりましょう〜。

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